シャーペンやボールペン、鉛筆を使って書く字を、綺麗に書くにはコツがあります。
講座を受けたり、練習帳を購入したりしなくても、意外と簡単な方法で字が綺麗に×ようになるので、以下の手順6つをぜひ実践してみて下さい。
まず用意するものはノートです。漢字やひらがなの練習用のマスが4分割されているものがあると、文字のバランスが取りやすく上達が早いですが、大学ノートやコピー用紙など家にあるもので大丈夫です。
字を練習するのには、書慣れたボールペンや鉛筆、いつも使っているシャーペンなど自分が使い慣れているものを使用します。
鉛筆で字を書くときとシャーペンで字を書くときでは、力の入れ方やバランスの取り方も異なりますので、通常使うもので練習しましょう。
ちなみに下敷きを使う場合は、普通の固い物よりも、事務用品として売られているソフト下敷きが安定して書きやすいです。
この記事の目次
手順1:自分の字の書き方のクセを知ろう!
正しい鉛筆の持ち方ができていないと、必要のないところに力が入ってしまい、字のバランスが悪く小学生のような字に見えてしまいがちです。
文字の止めるところや伸ばすところでは力の強弱が必要なので、手首の力を抜き正しい持ち方にしましょう。
正しいペンの持ち方はこちらを参照
紙を斜めにして書いた方がきれいに書けるといった、文字を書く時に自分のクセがある人も少なくないと思いますが、クセのある人はバランスを取るのが苦手な人です。
まっすぐ書くのが苦手だったり、大小のバランスを取るのが苦手だったり、苦手部分は人それぞれですが、まずは基本から正すためにも、紙はまっすぐにすることを意識しましょう。
手順2:まっすぐな線が描けるようになろう!
ノートや白紙に、定規を使わずに、マス目や線を見ずに、まっすぐの線を書けますか?
バランスを取るのにも、美文字のコツをつかむのにも、線をまっすぐに書けるようになることはとても大切です。
一番の基本、真っすぐな線が書けるようになるように、練習しましょう。
練習方法:
・長い線と短い線を交互に書く
・一直線にノートの端から端まで線を書く
・縦方向、横方向、両方に線を書く練習をする
練習中に、自分の字の癖がわかるようになります。自分の字の書き方のクセを見抜いたら、右上がりにならないように、など、クセを正すことを意識しながら、線を書く練習をします。
まっすぐ書くのが不得意だと感じる人は、最初はキャンパスノートなどの線のあるものをなぞって書くようにするといいです。
少し慣れてきたら長い線と短い線の長さを自分で決め、それぞれ長さをそろえて書く練習をします。
手順3:ナミナミを縦横書く!
縦や横に丸みのあるナミナミ線の練習は、丸みのある文字、特にひらがなが上手に書けるようになります。
書き方はゆっくりではなく、サラサラとスピードよく書くようにしましょう。
最初は波の大きさがそろわなかったり、ナミの形がいびつだったりしてしまい、簡単そうに見えて意外と難しい練習です。
偏ったナミナミではなく、バランスよくまっすぐ書くようにしましょう。
おすすめは、小学生のひらがなや漢字などの練習用のマス目のあるノートを使うことです。ナミの大きさを決め、マスを目安に練習するとバランスを取りやすいです。
手順4:クルクルを書く!
クルクルとは「ℓ」を続けて書くことです。
ナミナミ同様、サラサラとリズム良く書くようにしましょう。
・上向きにクルクルを書く
・下向きにクルクルを書く
・横方向にクルクルを書く
注意点:
クルクルの大きさ、形、高さをそろえて書くようにしましょう。
最初はかなり難しく、形もそろわなければ、まっすぐにも書けないものです。
・上手に書けるようになったら「几」を左下から一筆書きで書いたような形をつなげて書く
最初は一回一回止めて書かないとわからなくなってしまいますが、慣れてくるとサラサラ書けるようになり、上達しているのが分かります。
手順5:ギザギザを書く!
波を描く要領ですが、角をとがらせて、ギザギザを縦横書く練習をします。
こちらも、サラサラとすんなり書く練習をします。
ギザギザは、ナミナミよりも難易度が高うです。ギザギザを書いていても途中からだんだんナミナミになってしまったり、いびつになってしまいがちで、かなり難しいと感じます。
ですが、このギザギザを書く練習は、カタカナや漢字など角ばった個所が多い字の練習になりますので、ぜひすらすら書けるようになるまで、練習してみて下さい。
さらに難易度を上げたい場合は、大きなギザと小さなギザを交互に書いて練習してみましょう。
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手順6:実践!
真っ直ぐな線、ナミナミ、クルクル、ギザギザが、まっすぐに統一された大きさでバランスよく書けるようになっていれば、見違えるほど字が上達しるはずです。
ひらがなもカタカナも漢字も、この基本練習の応用編なので、この練習さえしておけば確実に上達します。
後は、一文字一文字、文字を丁寧に書くように心がけていけば、見違える程綺麗な字が書けるようになります。